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個人的妄想倉庫×運命準備委員会
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 「食卓」女の子たちと
2007年03月02日 (金) | 編集 |
第2回プライベートリアクション
No.P×OXX14 担当:Sie
「食卓のように」
(このプライベートリアクションは、以下の行動選択肢を選ばれた方の全てに送られています)

■プラリアを読む

――――――――
「チョコ?」

 温室の片隅。いつもの場所。
 その場所には珍しく、三つの影。
 こくり、と、問われた久世悠(くぜ・はる)が頷く。黒いセルフレームの眼鏡。その下の表情は、いつもと変わらずに――しかし、どこか嬉しそうだ。

「冬季限定らしいんです。会長――梓さんが、ひとつ向こうのコンビニで見つけたって、たくさん買ってきて」
「ね」
 頷きあう少女ふたり。ものめずらしそうに見る少年がひとり。
「へぇ。確かに、会長はん好きそうやなぁ」

 その、四角くて可愛らしいスライムのような物体が(それがどうやら、「餅が焼けている描写」らしいのだが)描かれた、オレンジ色の物体には、馴染みがあった。
 よく、コンビニのお菓子売り場から出張して、レジの横に置いてある、あのチョコレートだ。
 たくさん、とはどのくらいだろう。小さな四角が、店頭で籠に盛られているところを想像してみるが、少年にはピンとこないらしい。小首を傾げると、蜜色の髪が揺れた。

「前はコレ、10円で買えたよね」
「あのサイズだと、バーコードが入らないんだって、聞いたことあるよ」

 何気なく呟いた腕密月(かいな・みつづき)に、御名元夏姫(みなもと・なつき)が元気よく答える。すらりとした姿に、長い黒髪がよく映えた。

「はいっ。みっつん先輩にもあげるね!」

 きなこもち、と、ひらがなで書かれたオレンジの――笑顔と共に渡された、それ。
 かぼちゃ色だ、と、密月は思ったが、それは悠の手前、胸の中にしまっておくことにする。たぶん、きな粉色を表したかったのだろうし。

「おおきに」

 受け取って、微笑みあう。

 温室の片隅。いつもの場所。
 静かだったその場所は、少しさざめいて。
 木々はそれを、受け容れたように見えた。

 そんな昼下がり。
――――――――
PLより:
 フリーダムなお嬢さん方と。
 きなこもちのチ●ルを見つめていたら、何となく書きたくなったのでした。
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