個人的妄想倉庫×運命準備委員会
 スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


 幕間(※BL/18禁)
2007年03月03日 (土) | 編集 |
***
 ――ぐずぐずしてる間に――

 肌の上を滑る指は、果たして目の前の男と同じ生き物なのだろうか。関節は無骨で品がある。この矛盾は何だろう。指の動きはひどく繊細で、真綿の様に柔らかなのに、何故か強く響く。
 この矛盾は何だろう。

「……何考えてたの?」

 ぞくりとするほど低い声は、彼の耳元で、からかうように鳴った。
 闇を零したように黒い髪が、わずか、汗で頬にはりついて――離れたのが、見えた。その下の黒い瞳。並んだ双子星。

「ぼくの事なら嬉しいんだけど、な」
「……ッ、馬鹿を」
「ばかじゃないよ」

ちゅっと卑猥な音を立てて(それは間違いなくわざとだと、彼は強く思った)、男の……穂積あまねの舌が這う。唇の、熱。吸い付く引力は一体何処へと繋がって居ると言うのか。

 ――ぐずぐずしてる間に、ざまぁ無い――
スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。